ブルーリボンバッチを胸にした子藪は横田母に協力を約束。

         子藪、横田母と会見1
 ブッシュ大統領は、ブルーリボンバッジ」を胸に付けて横田早紀江さんとめぐみさんの弟、拓也さんに面会した=現地時間28日午前、米・ワシントン(AP)

        子藪大統領は横田母と面会して協力を約束


米大統領、拉致を批判「働き掛け強めたい」 横田さん面会

 【ワシントン=中村将】訪米中の拉致被害者横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(70)と弟、拓也さん(37)が28日午前11時(日本時間29日午前0時)から、ブッシュ大統領と面会した。

 面会で大統領は、「国の指導者が拉致を奨励するのは心がない」と北朝鮮金正日総書記を批判。そのうえで、「(拉致問題解決への)働き掛けを強めたい」と述べた。

 早紀江さんらは北朝鮮側が提供してきた、拉致された直後とみられるめぐみさんの写真や他の拉致被害者の写真、早紀江さんら家族が英文でメッセージをかいた手紙、拉致被害者救出の象徴である「ブルーリボンバッジ」などを大統領に直接手渡し、拉致問題解決への協力を訴えた。

 ブッシュ大統領は神妙な表情で早紀江さんの訴えを聞き、早紀江さんもブッシュ大統領の話をひざの上で手を組んで真剣に耳を傾けた。また、拓也さんは大統領の方に身を傾けて、一言も聞き漏らさないような表情だった。

 面会で大統領は、「最も心を動かされた面会の一つだ。お母さん(早紀江さん)がほしいのは再会だけだ。信じがたいのは、国家として拉致を許したことだ。指導者が拉致を奨励することは心がない」と指摘。

 さらに、被害者家族たちが拉致問題解決に向けさまざまな運動を展開していることに、「人権を尊重しない人に発言するのは勇気のいることだ。お母さんたちの行動を誇りに思う。人権を尊重することを私たちは守る」と語った。

 また、マクレラン米大統領報道官は、早紀江さんらと大統領の面会について「大統領は北朝鮮の人権状況に関心を持っている」と述べた。

 面会に先立って、早紀江さんはホテルのロビーで、「今年中にはたくさんの拉致被害者、苦しんでいる人が自由になれるようお力添えいただきたいと訴えたい」と語った。拓也さんも「他の被害者の気持ちも含めて、心を通してブッシュ大統領にお伝えしたい」と話した。

 一方、公聴会を主催した国際人権小委員会のスミス委員長(共和党)は、拉致問題を7月にロシアのサンクトペテルブルクで開かれる主要国首脳会議(サミット)の主要議題として提起するよう、ブッシュ大統領に働きかけていく意向を表明した。



横田早紀江さんの手紙全文≫

 横田早紀江さんがブッシュ米大統領にあてた英文の手紙の全文は、次の通り。

 親愛なる大統領閣下

 娘のめぐみは1977年、北朝鮮に拉致されたとき、13歳で、中学校から歩いて帰る途中だった。その後、20年間は、彼女に何が起きたのか分からず、苦悩の時を過ごした。

 後に亡命した北朝鮮工作員からめぐみが拉致されたことを聞いた。

工作員は「彼女は、工作船の船底にある小さな暗い部屋に閉じ込められ、(日本から北朝鮮へ)暗い海を渡る間、『お母さん助けて』と叫びながら、部屋の壁をつめでかきむしっていた」と証言した。

 同封したのは、拉致された後、北朝鮮で撮られためぐみの写真。めぐみは、音楽が好きで、元気な女の子だった。でも、この写真では、とても寂しそうで、私は、思わず「めぐみ、あなたはこんなところにいたの。とても怖かったでしょうね。まだ助けてあげられなくてごめんね」と言い、写真をなでた。

 今でも、めぐみとほかの拉致被害者は、北朝鮮で生きているに違いない。子供の失われた年月は、取り返しがつかないが、世界中の国から拉致された被害者を救い、残りの人生を自由の国で過ごさせてあげることはできる。政府から非道な人権侵害を受ける北朝鮮の国民のことも忘れてはならない。

 大統領、私たちがあなたと米国民の助けをどんなにありがたいと感じているか知っていただきたい。

 横田早紀江

(共同)  (04/29 01:45)

         子藪、横田母と会見2
  横田さん拉致解決訴え、ブッシュ大統領が協力約束


 米国議会で毅然と語る日本人女性に、多くの米国人が共感を覚えたに違いない。


産経抄 平成18(2006)年4月29日[土]

日本がこれほど鮮やかな“外交力”を示したことがあっただろうか

 しゃんと背筋を伸ばし、言うべき主張に過不足がなく、相手の心をぐっとつかんで離さない。米国議会で毅然(きぜん)と語る日本人女性に、多くの米国人が共感を覚えたに違いない

▼29年前、13歳の長女を北朝鮮に拉致された母、横田早紀江さん(70)のことだ。過去の取材でも、これほど説得力ある証言者を小欄は知らない。

彼女のように気品の中に迫力をもつ外交官がいたら、戦後日本の地位も違っていたのではないかと思う。

北朝鮮将軍様はいまになって、「とんでもない女性を敵に回してしまった」と後悔しているだろう。悲しいことにその母の強さをつくったのは、ほかならぬ金正日総書記本人ではないか。平凡で幸せな家庭から愛(まな)娘を奪われ、北で助けを待つ彼女を思う母を強くした。

▼「四半世紀を超え、どの親も老齢のため、残された時間は多くありません」。早紀江さんの証言は感性に訴えるだけではない。「全世界の自由を愛する国民の総意で、『怒っている』と北朝鮮に態度を示していただきたい」。ダメな為政者たちに「時代のけじめ」を迫っていた

▼スミス議員は「サミットはその絶好の機会だ」とブッシュ政権の尻をたたいた。新潟市内の拉致の現場を視察したシーファー米大使が、大統領をも動かした。早紀江さんらと大統領との面会ほど力づけられるものはない。

▼北が拉致を解決せず、ミサイル開発をやめないなら日朝首脳が合意した「平壌宣言」を見直せばよい。

警察は北を支援する団体のどんな法律違反も見逃すな

すべての被害者を助け出し、これからの人生を自由の地で過ごさせてやりたい」。早紀江さんのことばが胸を刺す。

大和撫子ここにありっ!


涙の滋さん 早紀江さん証言 よくやった

 訪米中の横田早紀江さんとブッシュ米大統領との面会実現を、拉致被害者の家族らは歓迎し、喜びの声を上げた。

 夫で拉致被害者家族会代表の滋さん(73)は、公聴会の証言について「普段通り落ち着いて話していた。よくやったと声を掛けてやりたい」とねぎらった。…

 有本恵子さん=失跡当時(23)=の母、嘉代子さん(80)は「今まで救出運動をやってきて、一番いい状況だと思う」と声を弾ませた。訪米前の早紀江さんに「わたしたちの分も頑張ってきて」と電話でエールを送ったという嘉代子さん。

北朝鮮にとって一番怖いのはブッシュさん北朝鮮がすぐに姿勢を変えるとは思えないが、かなりのインパクトはある」と話した。



◆訪米の早紀江さん支えた横田拓也さん 「母に早く楽させたい」

一番つらいのは姉本人、1秒でも早く返してあげたい

 【ワシントン=中村将】米下院の公聴会での証言に続き、米大統領と面会した横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(70)を陰で支えていたのは、めぐみさんの弟、拓也さん(37)だった。…

訪米のヤマ場となった公聴会では、母の後ろの席に座り、寂しげに写るめぐみさんの写真を掲げた。姉に対する拓也さんの思いもまた強い。

 訪米して、早紀江さんの疲労の色は濃い。「夜眠っていて、寝返りをうつだけでも体が痛いといっています」。拓也さんはそういって早紀江さんを気遣う。

 「本来ならば、家族会代表である父(滋さん)が来るはずでしたが、昨年暮れに体調を崩し、一時は重篤な状態になりました。

※ごめん。横田母ダケが、証言し会見したことが最高だった。もしそういう決断をして家族会に奨めた人がいたらその人(多分佐藤勝巳救う会会長ダロガ)は、最高の功労者で最高の策士だろ。

今回は大事をとって見送ったため、母が来ました。母も70を超え、何かあったら大変なので、同じ部屋で滞在しています」。拓也さんは在ワシントン日本商工会が主催する昼食会の席でこうあいさつした。

 米政府高官らとの面会が終わって、部屋に戻った早紀江さんがぐったりしたときは、そっと肩をもんであげた。

 めぐみさんについて必死で訴える母。公聴会で早紀江さんは、亡命工作員から聞いためぐみさんが工作船で連れ去られる場面を涙声で説明した。拓也さんは「『助けて、おかあさん助けて』というフレーズの所で母はいつも、その場面を頭に浮かべて泣きそうになってしまいます。その度に母の頭にはつらさがよぎるんです」と話す。

 米下院公聴会で初の証言。「ありがたい機会だった。一方で、またつらい思いをさせる機会でもあった」と拓也さん。早紀江さんには「早く楽をさせてあげたい」という。

 5月に予定される訪韓。滋さんと同行する早紀江さんは、米国から帰国して間もない時期に再び飛行機に乗ることになる。「母を思うと行ってほしくない。でも、姉のことを思うと行ってほしい。複雑です」

※療養専念して絶対止めるべき。当然横田父も…関連との接触は絶対避けるべき。あの絶対法則が…。

 めぐみさんが生まれてくる前、「拓也」という名前が用意されていた。両親は男の子が生まれてくると思っていたからだ。その名前はめぐみさんの双子の弟の一人につけられた。それが拓也さん。もう一人の弟、哲也さん(37)は今回、日本で滋さんの体調に気を配っている。

 めぐみさんは小さいころから双子の弟をかわいがり、弟たちはめぐみさんを慕った。拓也さんはいう。「こんなに長い間、家族はつらい思いをしている。でも、一番つらいのは姉本人なのです。一秒でも早く返してあげたい

 米政府高官や議員にはこうした思いこれなぁ。もう適宜に「願い」とか「執念」とか正確に表現したほーがええんじゃないかぁ??)が伝わった。

その思いこれは多分赤匪伝聞が最初使って急速に拡散したワイドショー見て瞬間憤慨の「死民の思い・想い」てなその場限りの軽ぅ〜ぃ思い付きすぐ消滅バカン流昼メロ見てすっかり失念とか印象する言葉じゃねぇかぃ)を日本でも伝えたいという。

文明社会の常識を超えた北朝鮮の非礼な、無礼な対応が続いています

日本国民全員が自分に課せられた問題として、拉致問題を考えてほしい」。拓也さんはそう語る。

増元氏は事務方裏方のおやぢに徹して、横田弟・拓也氏出馬のほーが全く適当だろ。